毒親(発達障害)と生きる

共感・肯定ゼロ 否定と操縦の子育てからの回復

発達障害

「発達障害者は発達する」

発達障害は発達する、発達障害は脳のシナプスに発育の遅れがあったり、品オウルの結合ミスが起きているということらしい。脳には可塑性があり、発達はゆっくり進むし、どこかで結合ミスが起きれば、代替のバイパスができるということが起きる。それは発達障…

育つ環境と発達障害

赤ちゃんとお母さんの間には、言葉になる以前の非言語コミュニケーションがある。発達障害を持つ母親は加ちゃんの様子を細かく感知することは難しい。母親に発達障害があって子どもに発達障害があるというのは、必ずしも生物学的な遺伝だけではないかもしれ…

母(発達障害)のサバイバル戦略 受動と積極奇異

母(発達障害)外では受け身的に振る舞い、家では自己中心的に振る舞う。 母が生きるために身につけたサバイバル戦略だと思う。 母も父も社会的な場面において、形式ばったり、敵対的でない、調和的平和的なコミュニケーションの方法を知らなかった。

発達障害の親と子の苦しさ コミュニケーションの拙さ

高齢の母は発達障害と思われ、コミュニケーションが苦手である。自分の事情をうまく説明することができないと同時に家族(私)は同じことを考えて感じていると思い込んでいる。介護の場面で不都合があるし、過去には子どもの心と体に傷を残す結果となってし…

毒親の二面性と愛着とPTSDを考える

育つ過程で私が一番混乱したのは、親の外面と内面の違いである。軍人の家族であったから外で立派にふるまうという教育をされたのかもしれない。両親にとって人間関係は上下関係であり、対等な関係は知らなかったのだろう。

毒親(発達障害)の介護は自分のため?

愛してもらえなかった親の介護はできるか。同居を始めて母の言動の全貌がみえ、過去のトラウマ記憶をよみがえった。それは苦しいけれど、回復への道の第一歩であった。

子どもを愛することは自分のため

親に愛されずに育った人が親になると葛藤を抱える。子育ての場面で幼かったころの記憶がよみがえり苦しくなってしまうこともある。子どもと共感し、親の駄目な部分もさらけ出すことで、子育てが少し楽になるかもしれない。

反応性愛着障害と発達障害 

愛着障害は5歳未満に始まる対人関係の障害で感情の調節機能と対人関係が築けないことが主な症状である。 愛着障害と発達障害の症状は似ているが、治療法は違う。 現代では愛着障害と診断されないまでもマルトリートメントが原因で愛着の形成に問題が生じ、そ…

母が発達障害であることを受け入れた過程

老母が発達障害だとわかり、それをうけいれるまでに8年かかった。混乱と困惑の時期、距離をとって安定し始めた時期、発達障害であるとわかり、自分の回復を目指すようになる。

自己中の母は重ね着症候群?

重ね着症候群とは種々の精神症状や行動障害の背景に発達障害が存在するという概念である。老母と暮らし始め、認知症の次に自己愛性パーソナリティ障害を疑った。

ほどほどがわからない母 

母はほどほどというようなあいまいな概念はわからない。話し言葉は李理解しづらく、文字や絵などの視覚情報のほうを理解しやすい。 母が長年、通っている教会には発達障害の母にとってなじみやすい要因があった。

母の家庭内コミュニケーションは悪口

発達障害の母は人の気持ちがよくわからないのと、臨機応変な対応ができないので、世間話が苦手である。 母はいつしか人の悪口や批判をコミュニケーション手段とするようになってしまった。当初は悪意や他意のない物言いだったのかもしれないが、発達障害とい…

母の激しい嫉妬や敵意の理由

軽度発達障害の人の中には、周囲にも本人にもその認識がなく、努力が空回りしたり、周囲との信頼関係が失われてしまっている人もいる。彼ら彼女らは「心身ともに疲れ切って自信をなくし、他のもっと重い障害を持っている人達よりもはるかに自尊心や自己肯定…

母が「発達障害」と気づいた時

書店で気になって購入した本を読み、母が発達障害であることに気がついた。子供が必要とする共感など、心理的ケアの一切を母ら受けてこなかった。かなりの歳月を経てそれを知ったことは、自分という存在の根本が崩壊したような感覚であった。