毒親(発達障害)と生きる

共感・肯定ゼロ 否定と操縦の子育てからの回復

マルトリートメント

親と子の心理的境界と侵襲について考える

心理的な意味での俊秀は、ヒトのパソナルナ領域に配慮もなくずかずかと入り込んでしまうこと。 親の子どもに対する過干渉も、子どものパーソナルな領域に入り込む侵襲と言える。侵襲を繰り返された子どもは自尊心や他者と境界がわからなくなる。

発達性トラウマ障害から複雑性PTSDへ 

幼少期にマルトリートメントによって愛着障害になった子どもの心の疾患は、手当されなければ、成長とともに深刻化する。複数のマルトリートメントは脳の海馬や偏桃体まで影響を与える。DV目撃、暴言、他些細なストレスも深刻なダメージを与える可能性がある。

子どもを愛することは自分のため

親に愛されずに育った人が親になると葛藤を抱える。子育ての場面で幼かったころの記憶がよみがえり苦しくなってしまうこともある。子どもと共感し、親の駄目な部分もさらけ出すことで、子育てが少し楽になるかもしれない。

暴言・パワハラ・モラハラ・いじめ満載の家庭と戦争のトラウマ

私は、暴言・パワハラ・モラハラ・いじめが日常の家庭で育った。戦争の時代に育った両親にとって、虐待とは身体的な暴力とネグレクトだった。暴言やパワハラはは躾や教育であり、モラハラ・いじめは日常生活の一コマしかなかった。

親の暴言は子どもの脳を傷つける

親からの暴言を繰り返し受けた子どもは、脳の聴覚野の一部がひだいかすることがわかった。聴覚野は言語にかかわる領域で、他人の言葉を理解し、会話をするコミュニケーションに関わる。 肥大化により余計な負荷が脳にかかってしまう。

反応性愛着障害と発達障害 

愛着障害は5歳未満に始まる対人関係の障害で感情の調節機能と対人関係が築けないことが主な症状である。 愛着障害と発達障害の症状は似ているが、治療法は違う。 現代では愛着障害と診断されないまでもマルトリートメントが原因で愛着の形成に問題が生じ、そ…