毒親(発達障害)と生きる

共感・肯定ゼロ 否定と操縦の子育てからの回復

愛着の発達段階 胎児期からの育て直し

 

愛着関係の発達ピラミッド

 愛着についてはこのブログで何度か取り上げているが、愛着関係を築く能力にも発達段階があるようだ。

例えば、自転車に乗る練習をしようとする。

いきなり、片方の手を放してバランスを取りながらカーブを描いて進むなんてことはできない。

補助輪のついた足が届く自転車で、バランスをとりながらペダルをこいで、まっすぐ進む練習をする。

まっすぐ進めるようになったら、早く、ゆっくり、曲がる、などの練習をする。

心配なくなったら補助輪をとる。

乗っているうちにだんだんうまくなって、片手でも操作できるようになる。

(安全のためにはおすすめはしないが)

何が言いたいのかと言うと愛着関係を築く能力も段階を追って発達していくということだ。

 

 

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愛着関係の発達ピラミッド 「愛着関係は治ります。」愛甲修子 P52

 

 

愛着関係の土台は胎児期から

 

 上の図のピラミッドの一番下に胎児期があるのに気づいただろうか?

今までの発達心理学は生後から始まるが、この図は胎児期が一番の土台になっている。

 

臨床の現場では、愛着の問題を持つ子供には育て直しが必要であることは知られている。

どこまでさかのぼって育てなおすかを考えた時、胎内の時期から育て直しが必要な人がいるということがわかってきた。

 

それは、胎児性の愛着障害や、原始反射の恐怖麻痺反射がある人だ。

 

 

次回は、胎児性の愛着障害、原始反射の恐怖麻痺反射 について