感情のごみ箱とメルトダウン
私は母の感情のごみ箱だった?
何もしていないのに、突然怒り出して過去の事まで持ち出し「なってない」「○○もできない」「不注意だ」と微に入り細に入りアラを言い募り、言葉で私を徹底的に叩きのめす母。
10分なのか、それ以上なのか、時間が止まったように感じてはっきりわからない。
そうやって言葉で私をやっつけると満足するらしい。
気を取り直したように食事の用意を始めたり、楽しそうにTVを見始める。
小学生の時は一緒に教会の行事に参加して戻った時によくあった。
教会での行事の楽しかった思い出は吹っ飛んで、奈落の底に突き落とされる。
高校生の頃、一番困ったのは朝、学校に行く前にやられること。
高校の頃はよく遅刻したし、学校に向かう反対側の電車に乗って、海を見ながら時間を潰してクラブに行ったことも何度となくあった。
アスペルガー症候群の感情のメルトダウン
感情のメルトダウン
周りに合わせようとして感情やこだわりを抑えつけた結果、それが一気に爆発してしまうことをいう。
自宅以外の場所で他の人たちに適応しようと過剰に頑張っている人の場合、家では外と全く違っている様子をしていることも多い。
毎日、家族にその日の出来事や不満に感じたことを話したりする。
聞いてもらえないと、感情のメルトダウンを起こし、暴力をふるったり暴言を吐いたりする。
心理的虐待とメルトダウン
母の暴言タイムはアスペルガー症候群の特徴の一つメルトダウンのようだ。
母が外で周囲に合わせようとかなりの注意を払っていることは、小学生中学年くらいから、わかっていた。
ここで問題なのは、感情がメルトダウンしている母の問題が、暴言の主語が子どもになることで子どもの私に非があることになってしまうことだ。
子どもを主語にして暴言を繰り返すことで、自己暗示のようになり、母はより自分自身の問題に気づけない。
子どもである私は、一方的に責められ、なじられ、罵られ、自尊心や自己肯定感は打ち砕かれる。
理不尽だと思っても、それを口に出して言えばさらに激昂する。
世間的に親は何をしても子どものためにやっていることになっているから、自己肯定どころか自分にマイナス評価を続けることになる。
生きることに意味を見つけられず、自分の存在すら消してしまいたいとすら感じてしまう。
生きづらさが世代間連鎖していくのを止めるためには、
子どもも大人も命を持った平等の存在であるとしっかり認識することが重要であると思う。